ソールトリガーの感想・おすすめ・評価・レビュー

ゲームのカンソー ゲーム記事

救いのない正典と一本道RPG

  • 対応機種:PlayStation Portable
  • 発売日 :2012年10月4日
  • ジャンル:RPG
  • 発売元 :イメージエポック

おすすめ度:★★

  • シンプルRPG度:★★★★★
  • 一本道度   :★★★★★
  • 救われない度 :★★★★★
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概要 -どんなゲーム・ストーリー?-

イメージエポックのJRPGレーベルのひとつとして発売されたソールトリガー!

JRPG(※)という言葉は元々ガラパゴス的な日本のRPGを海外の方が揶揄して言われるようになりましたが、逆に日本らしいものを作るというこのレーベルはとても面白い試みと思います。

ソールという生命の力を操る光の民と呼ばれる人々がいた。その力に目をつけたカイゼルハルドという国の神機教会は光の民は悪しきものという建前を流布し、確保をしていた。確保された光の民はソールを搾取され、軍事や人々の生活に利用され続けた。
そこで迫害された光の民は主人公ファレルも属するレジスタンス「ソールトリガー」を結成し、教会に立ち向かう。

※JはJapaneseの頭文字。

システム

拠点とダンジョンを行き来し話が進んでいく。フィールドマップは存在しない。バトルはランダムエンカウントでコマンドタイプの戦闘方式。

特徴はソール。ソールを消費して技を発動できる。消費量は一定ではなく、選択可能な範囲で消費量を決めることができ、その量に応じて威力や性能が向上する。
消費できるソールの上限は技を使い込むことで段階的に開放され、大きい消費量で技を放つと一部の技に演出が入る。
また、拠点でソールを補充することができ、キャラの最大ソールを超えて保持することができる。

正典と外典に分かれるが…

このゲームのストーリーは前半の「正典」と後半の「外典」に分かれます。外典というと外伝、スピンオフ的なイメージがありますが、がっつり本編です笑
世代が変わり、正典のファレルからその息子ラーズに主人公が変わります。パーティーキャラも2人を残し全て変わります。
これだけリストラされるということは、正典の結末がどうなるか予想がつきますよね…。

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救われない正典キャラ

全てのゲームにハッピーエンドを望んでいるわけではないんですよ。時には主人公が自己犠牲したり、世界が完全に救えなかったり。 でもね、初回特典で温泉で仲睦まじいイラストがあってボイスドラマCDついてるような主人公達が、中盤にバッドエンドを迎え、「バクマン」の主人公みたいなルックスの能天気なやつらがいきなりポップな感じでこられたらこっちは戸惑いますよ。
実質思い入れのない外典が、本編なのは納得できなかったです。

一本道のダンジョンとマルチストーリー

フィールドはなくダンジョンはひたすら一本道で、ギミックなども多くないです。作業好きの自分は特に問題ないのですが、やはり単調なのが好きでない人は嫌でしょうね。
ストーリーはマルチで、正典中盤にパートナー選択することで分岐するのですが、一部のイベントが変わるだけなので一本道感は拭えません。
また、周回要素が乏しいので二週三週して全てのエンディングを見る気がなかなか起きにくいです。

作業が好きならあり

個人的には結構楽しめました!コツコツレベル上げたりするのが好きなので、技のレベルは全てMAXにしたくらいです。イラストもキレイで好みです!
ただ万人におすすめできるかと言うと前述の理由でちょっと…という感じです。
ザ・JRPGなのでそれが好きなら手に取るのもよいかもしれません。

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