Voice of Cards できそこないの巫女の感想・評価・レビュー・おすすめ

できそこないの巫女 ゲーム記事

巫女たちと島の運命を紡ぐカードで成り立つ世界のRPG

  • 対応機種:Nintendo Switch、PlayStation4、PC
  • 発売日 :2022/2/17
  • ジャンル:RPG
  • 発売元 :スクウェア・エニックス

おすすめ度:★★★

  • ストーリー:★★★★★
  • 難易度  :★★★★
  • 育成   :
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概要 -どんなゲーム?-

前作「Voice of Cards ドラゴンの島」の続編が3ヵ月ほどでヴォイカシリーズ新作発売!「Voice of Cards できそこないの巫女」!
前作のレビュー記事はこちら

Voice of Cards ドラゴンの島の感想・おすすめ・評価・レビュー
全てがカードで表現された世界を、ゲームマスターが進行するテーブルトーク風RPG!「Voice of Cards ドラゴンの島」どんなゲームかの概要説明や、プレイしてみてその感想・おすすめ・評価・レビューを載せています!

前作同様、ゲームの全てがカードとゲームマスターの声とダイスなどで構成されたテーブルトーク風のRPGです!ニーアシリーズなどで知られる有名なゲームクリエイター、ヨコオタロウ氏が監修しており、ゆえに独特な世界観が特徴ですね!

ソニちゃん
ソニちゃん

カードでできた世界、気になる…

ストーリー

巫女の力によって島は災厄から救われるー。
巫女とその従者が精霊に祈り島は平和を維持してきた。

主人公バランが住む島は終わりを迎えていた。この島には巫女がいなかった。
巫女として生まれながら巫女になれず、声を失ったできそこないの巫女ラティ
バランはラティを巫女にするべく、精霊ラックとともに島々を巡る旅に出る。

システム

前作同様カードで様々なもの、キャラクターやアイテム、フィールドなどが表現されています。
説明も全てカードと文字で表現されており、今まで取得したカードを確認できるコレクションからはカードの両面に書いてある説明を確認することができます。

戦闘は前作同様コマンドバトルとなっており、ターン毎に獲得するジェムを駆使して攻撃などアクションを起こします。
今作はNPCが参戦することが多く、最大4人でのバトルが可能となっています。また、巫女と従者が連協力して繰り出す連携スキルも今作から登場しています。

前作とシステムはほぼ変わらず

上記に書いた通り、ほとんどのシステムは前作と同じです。前作からの発売の期間が短いのはもうすでに基礎は完成して、ストーリーだけ変えてきたような感じなのでしょうね。
賛否はあるかもしれませんが多くのゲームがどんどん出てくるのは嬉しいものですね!

前作をプレイしていなくても楽しめる!

前作「ドラゴンの島」と同じシリーズではありますが、ストーリーの方は全く繋がりがないので未プレイの方でも楽しめます!
ただ、前作をしているとちょっとニヤッとしてしまう部分もあります!
例えば前作では道具屋の看板娘だったキャラが、南の島の巫女とそっくりとなっています!そのほかにも前作で出たキャラや名前が出てくることがあるので、そういう楽しみ方もできます。

巫女を巡るストーリーは魅力的!

前作はドラゴンを倒すという目的を持った主人公たちの冒険という王道の始まりだったのですが、今回はだいぶ違います!

巫女の宿命や、ラティの心の変化、島々の運命。

結構重みのある展開も多く、せつなさもあって面白いです!さすがヨコオタロウ氏ですね。
個人的にはエンディングがこうなってほしかったな~というのがあったのですが、よくできたお話だと思います!

せつない造語の音楽は今作も健在!

前作もそうでしたが、音楽もいいです!ニーアシリーズやドラッグオンドラグーンのような造語でつづられた切ない歌は物語を引き立てます!
ボリュームが大きいわけではないので数は少ないですが、心を揺さぶってきます。

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テンポや遊戯場のストレスはやや改善

前作はテンポが悪くイライラすることがありましたが、高速化モードがあるのでやや改善されたのではと思います!エンカウント率は相変わらず高いですが。
また、遊戯場のストレスも減りました!以前はイベントカードなるもので敵から妨害されまくりストレスマッハでしたが、イベントカードの効果が悪いものが多くなり勝ちやすくなりました。

できそこないの巫女遊戯場

育成の幅は狭く、楽しみは少ない

RPGの魅力のひとつとして育成があると思います。レベルアップしたり、装備を整えて強くなると嬉しいですよね。しかしこの作品は育成の楽しみがあまりありません。

まずレベルアップであまり強くならないこと。レベルが上がっても、たいていHPが1上がるだけでほぼ能力が変わりません。さらにNPCはレベルが上がらないので、レベルアップでの戦力アップがあまり期待きません。
そして装備品ですが武器が少ないです。なので最初でこの武器を使う!と決めたら最後まで変えることはほぼありません。また、装備の幅も狭いです。ラティは武器固定、精霊ラックは全装備固定、NPCはアクセサリ以外固定とあまり設定できるところがありません。
もう少し強くなった実感が持てるといいなぁと思いました。

難易度は激ムズ!

前作と比べて難易度はかなり上がっています。ボスが複数出てきたり、全体状態異常攻撃などえげつない攻撃をしてきます!
また、上記に書いた通り育成の幅があまりないことから、レベルを上げて装備を整えてなんとかなる、とあまりなりません。

特にラスボスと裏ボスは鬼畜です。50個あるアイテムが10個くらいになっているとかざらです。
もうラスボスは二度と戦いません(誓い)。
せめてNPCをもう少し強くさせて…。

ストーリーは面白いが、育成の幅がもっと欲しかった

5人の巫女たちのストーリーはとてもよかったです!切ない物語や、巫女たちの友情は面白かったです!しかし個人的にはRPGは、戦いを通じて強くなっていく成長の要素が大事だと思っているので、その点が残念でした。それゆえに難易度が高く、高いを超えて理不尽も感じてしまうのが難点かな~と思います。
アドベンチャーゲームのようにお話だけ追う、ということならおすすめできる作品です。

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