モノクロームメビウス 刻ノ代贖(トキノタイカ)の感想・おすすめ・評価・レビュー

守りたいこの笑顔 ゲーム記事

懐かしくも面白いコマンドバトル!ストーリーは謎を残したまま

  • 対応機種:PlayStation4、PlayStation5、PC
  • 発売日 :2022/11/17
  • ジャンル:RPG
  • 発売元 :AQUAPLUS

おすすめ度:★★★

  • コマンドバトル :★★★★★
  • キャラの個性  :★★★★
  • ストーリー満足度:
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概要 -どんなゲーム?-

RPGを面白くするのは、物語だ。

アクアプラスが贈るRPG「モノクロームメビウス 刻ノ代贖(トキノタイカ)」!アクアプラスの代表作「うたわれるもの」シリーズに連なる、ジャンルが和風RPGとなっている作品です!

今作はうたわれるものというタイトルは明記されていないものの、実質関連作です。しかし開発者のインタビューいわく、「シリーズ未プレイでも楽しめる」「未プレイの方はむしろ関連作をやらずこの作品に触れてほしい」とのことでしたので、シリーズ未プレイの自分は手に取ってプレイしてみました!

ニンちゃん
ニンちゃん

シリーズ未プレイでも安心かな?

ストーリー

モノクロームメビウスタイトル

大圀ヤマトに属する辺境の圀エンナカムイ。そこにはオシュトルという青年がいた。
オシュトルは圀長の命で周辺の異変を調査している中、謎の少女シューニャと出会う。
シューニャは亡くなったとされるオシュトルの父が生きていると告げる。また、シューニャ自身の父でもあると告げる。真実を知るため、オシュトルとシューニャは幻の圀「アーヴァ=シュラン」を探す。

そこで出会う仲間達、新たな世界、そしてヤマトの危機…
オシュトルは世界の真実に立ち向かう。

システム

バトルはコマンド式のバトルとなっています。ターンが回ってくるのは画面左上に表示される連環というもので示されます。三重の構造となった連環上を右回りで移動し、所定の位置に来ると行動が可能になります。相手を崩したり、気力を貯めて上昇というコマンドをすることで内側の連環に入ることができ、より早くターンが回るようになっています。

物語を進めるとバトル中ハルというロボットを呼び出すことができます。状態異常にならず、高い攻撃力を持つハルを呼び出すことで戦況を大きく変えることができます。

町やフィールドでは依頼をこなしたり、装備屋に投資をしたり、ハルの便利機能ABLを解放(アクティベート)したりすることで、探索・強化をすることができます。

ソニちゃん
ソニちゃん

レベルアップするとボーナスポイントを入手でき、それでステータスを強化できる。育成要素も色々あって楽しいね。

王道なストーリー展開!

変装パーティ
色々な町やダンジョンに赴きます。

主人公オシュトルがヒロインシューニャと出会い、物語が進むボーイミーツガールな物語です!いいですよね!

二人で真実を知るべく新たな地へ向かい、そこで知り合う未来の仲間達。最初はケンカ腰だった仲間の一人ミカヅチも、次第にみんなと打ち解けていく様は見ていて楽しいものがあります!
途中で目的を見失うこともあるが、シューニャをアーヴァ=シュランへと連れていく目的を大事にするところも、ボーイミーツガールな感じで王道なだなぁと感じます。

敵キャラも魅力的なのも物語を盛り立てる魅力があります!
シャアの声のイケボ、マヤカゥアは強キャラ感が出てていいですし、個人的に好きなナラクファラは嫌な奴感抜群です!

ヒロインのために戦う主人公、真実を求める旅、魅力的な敵キャラ達…王道はいいなぁと感じるストーリーでした!

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コマンドバトルは懐かしさのある楽しさ!

バトルシーン
左上のものが連環です。

最近は少なくなってきたコマンドバトルですが、今作はそれの魅力がたっぷり詰まっています!
コマンドは攻撃、戦技、道具、防御、逃走。あとハルが呼び出せればハルコマンド、という感じです。強力な戦技の使い方、豊富な消費アイテムの使いどころ、崩しを避けるため防御…色々考えるところがあります!また、大きな特徴の連環ではいかに内側に入るかが大事なのでその立ち回りも考えなければなりません!意外に忙しいです笑

気力がたまると奥義が使えます。奥義はイラストのカットインが入ります!こういうの好きなんですよねぇ。

ニンちゃん
ニンちゃん

必殺技にはカットイン!最高だよね!

グラフィックは頑張った方かと

妹たち
目が印象的!

イラスト調のグラフィックですが、大手ではない開発メーカーさんにしてはキレイなほうだと思います!メインキャラたちはかわいらしくできてますし、特に目の描き方が印象的でしたね。

会話パートではイラストも表示されますが、3Dと印象がだいぶ違うのは気になります笑

キャラクターも愛嬌があり、やりとりは楽しい!

お願いシューニャ
ムネチカ…
お願いハル
お願い…

キャラクターが個性的で楽しいです!真面目で誠実なオシュトル、にぎやかなシューニャ、時折素が出るムネチカ、オシュトルをライバル視するミカヅチ。それらのコミカルなやり取りがところどころにあり、見ていて楽しいです!
クールな八柱将でミカヅチの兄ライコウのかっこよさが光ったり、試験に落ちまくるマロロと仲良く宴会をするパーティキャラ達、キャラクターの見どころたっぷしです!

フィールド上でもたまに喋ったりするので、かなりボイスも収録されているのではないでしょうか。

ストーリーに謎や伏線が多く、回収されないまま終了

途中まではストーリーよかったんですが、途中でふと思いました。

「あれ?PS5のアクティビティではストーリー進行がもう終わりそうなのに全然わからないことだらけじゃない?」

予感的中です笑
むしろ謎増えました。

シューニャの秘密やある敵の正体、敵の終盤の目的などなど、よくわからないことだらけで終わりました。またエンディングでも意味深な終わり方を迎えます。
途中までは王道だっただけに、もやもやとした最後でした。続編フラグなのかなとも思いましたが開発者インタビューいわく好評なら続編も、という感じで確定ではなさそう。またアクアプラスは買収されたこともあり、先行き不安です。

ソニちゃん
ソニちゃん

終盤に行くにつれてちょっと不安になるストーリー展開だったよ。

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シリーズ未体験にも向いているというものだが実際はシリーズファン向け?

上記の通りストーリーは謎だらけのまま終わります。また、それ以外にも詳しい説明のないことも多いです。ミカヅチの妹ミライなどです。このあたりやうたわれるものシリーズで語られていたのでしょうか。未プレイ歓迎というコメントが開発者インタビューであったのでプレイしましたが、やはりファン向けの要素が強いのかもしれません。
ただ決してシリーズ初心者でも楽しめないわけではありません!あしからず。

マップが広すぎる

森の中
ダンジョンひとつとっても広い!

無駄に広い笑
オープンワールドとは違い、あくまで町と町を繋ぐ道やダンジョンの一角なので、探索という楽しみはないです。せいぜいアイテムが落ちているくらいです。
一応移動に馬があるのですがあまり速くありません。ファストトラベルはあるものの、移動した先からさらに移動しなければならない場合面倒です。

探索の楽しみがあるオープンワールドゲーム以外はマップは広くなくていいというのが自分の思いです。

細かい不満点

NPCがのっぺらぼう

モブキャラ
うーんこの。

かなりSNS等で話題になりましたが、町の住民などのNPCが手抜き感満載です笑
特に顔はのっぺらぼうで違和感マックスです。
ただこちらはアップデートで改善しました。相当クレームあったんでしょうね。

カメラワークが微妙

壁際などや草木の中で、カメラワークが悪く視点が安定しなかったり見づらいです。このあたり改善されるとよいのですが。

アイテムが捨てられない

自分は宝箱全空けマンなので全部開けたいのですが、所持数がマックスだと開けることができません。他ゲームだと捨てて入手するみたいなコマンドがあると思いますが、それが欲しいですね。手動で捨てればいいじゃんと思う方もおられるかと思いますが、捨てられません。使うしかないです。使えるものならまだしも、蘇生薬などは使えないので宝箱回収ができません。

消費アイテム多すぎて覚えきれない

消費アイテムいくつあるんじゃい!笑
覚えられんわ!

シリーズファンとコマンドバトルRPG好きに向けた作品か

自分はRPG、とりわけコマンドバトルのものが好きなので手に取りましたが、その点は満足しております。ただやはり、ストーリーが残された謎が多く不完全燃焼の感じが大きいです。一部はうたわれるものシリーズをしていれば解決するかもしれませんが。

なので

  • シリーズファン
  • コマンドRPG好き
  • キャラクターに惹かれた

というような方におすすめできるゲームです!

ニンちゃん
ニンちゃん

ファンの方ほど楽しめた、という声があるよう。やっぱし愛着があるなしだと評価が変わるかも!ちょっと辛辣な評価を書いたけど、上記に該当するみんなは楽しめると思うよ!

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