超脳力で爽快バトル!近未来風ハイスピードアクションRPG
- 対応機種:PlayStation4、PlayStation5、Xbox One、Xbox Series、PC
- 発売日 :2021/9/24、2021/6/25(PC:STEAM)、2021/9/30(PC:Windows)
- ジャンル:アクションRPG
- 発売元 :バンダイナムコエンターテインメント
おすすめ度:★★★★
- 超脳力バトル爽快度:★★★★★
- キャラ愛着度 :★★★★★
- JRPG度 :★★★★★
概要 -どんなゲーム?-
バンダイナムコの新規IP「スカーレットネクサス」の紹介です!
公式のジャンル名「ブレインアクションRPG」という名の通り、脳の力を使ったバトルが売りです!
脳の力をつかって念力や発火など、まるで超能力のごとくの力を使い、その力は「超脳力」と呼ばれています!
この作品はW主人公システムを取っており、男主人公ユイト、女主人公カサネのどちらかを選び、それぞれの視点で物語をみることができます。
また、アニメ化もされており、アニメに映った暗号をゲームに入力することでプロフィールが開放されるという連動企画もあります。
ストーリー
はるか昔、人間の脳を食らう怪物「怪異」が襲来し、
昨今に至るまで、人々は怪異の恐怖にさらされていた。
人々の大半が生まれながら持つ脳の力と、それを基盤に発展した科学技術と世界ニューヒムカ。
怪異に立ち向かうため、ニューヒムカは脳の力が突出した「超脳力」を持つ人間から成る怪異討伐軍を設立する。
由緒正しい家系スメラギ家の次男ユイトとランドール重工の養子として育ったカサネ。
念力の超脳力を持つ二人が怪異討伐軍に入隊するところから物語は始まる。
システム
バトルはアクションとなっており、超脳力を駆使して戦っていきます。
自身の念力だけでなく、SASという技術で仲間の超脳力を借りることができます。
また、戦うことでたまるゲージが一定になると発動する強力なフォーム「ブレインドライブ」と、更に異空間に移動して脅威的な力を発揮するブレインフィールドで戦況を大きく動かすことができます。
アジトや街、敵にいるフィールドを行き来しながら物語を進めていきます。
アジトでは仲間達にプレゼントを贈って好感度を上げることができます。キャラクターエピソードも発生し、仲間達との交流を行うことができます。
育成システムとしてブレインマップ、いわゆるスキルマップが存在。能力強化やアクション強化を図れます。
念力を使ったバトルは爽快!
ユイトは長剣、カサネは浮かせた短剣を武器に戦います。
通常攻撃は武器で行いますが、今作の特徴は超脳力!主人公二人は念力の特殊能力を持ちます。この念力が気持ちいい!
あらゆるところに車やがれきなどオブジェクトがあり、それを敵にぶつけ攻撃できます!時にはQTEも発動し特殊演出も!
ブレインフィールドを使えば圧倒的攻撃力を持った念力攻撃で圧倒し、気分爽快です!
また、攻撃によってブレイク値を削ると、確殺の演出ブレインクラッシュを発動できます!この演出も気持ちいいので、ついつい狙いたくなります。
仲間の力を借りるSASで多彩な攻撃を!
仲間もまた超脳力を持ち、念力とは違う種類のものがあります。
発火、透明化、高速化、透視…その力を借りるSASというものが戦闘を盛り立てます!
発火を借りれば武器に炎を宿し、爽快度はさらにアップ!
速い敵には高速化で対応、透明になる敵には透視で対応と、怪異に合わせてSAS接続をすることが重要となっています。
ブレインマップのスキルを取得することで、複数のSAS接続(最大4つ)ができるようになるのですが、これをすると脳汁どばーです!
高速化しながら、雷を武器に宿し、複製で分身しながら…操作は複雑になりますが、超人的な力を発揮し敵を圧倒!楽しいです!
キャラクター達との交流も多い
仲間達のキャラクターもとてもいいです!
ユイトを想う元気な幼馴染、ツンデレ男のシデン、趣味を探す固い男ゲンマなどなど、色々なキャラがいて個性があります。
キャラクターエピソードを通じて、各キャラとの交流で掘り下げもできてますし、ブレイントークというチャットのようなやりとりもできて、多くの会話を楽しめます。
ストーリーはまさにJRPG!
JRPGしてます!
最初は怪伐軍に入り、怪異を倒す任務に就くのですが、そこから隊の内部分裂、世界にせまる脅威、そして出生の秘密…
目的はどんどん大きくなり、しかしちゃんと最後には締まっているのでカタルシスを得られ、よい読後感を味わえます!
W主人公に関しては、両方の視点がちゃんと違うのでしっかりと意味のあるものになっていると感じます。
途中で主人公2人は別行動をしますが、片方でしかわからないことがあったり、もう片方の行動に疑問があったけど、2周目をやるとなるほどなと思わせたりと。
このゲームは周回プレイにレベルなど大半を引き継げるので、サクッと2周目をやってストーリーを補完しやすいのもいいですね!
アジトでは細かい部分がよく表現されている!
アジトで仲間にプレゼントを渡すと、使ってくれます笑
腹筋ローラーを渡したらそれで鍛えていたり、ゲームを渡したらそれで遊んでいたりと、細かい所作におもわずニヤついてしまいます。
プレゼントしたものはアジト内に飾られるので、最初は殺風景だったアジトがどんどん物にあふれていくのも面白いです。
イベントがちょっと動きが少なめ
今作のイベントは大半が顔を映して喋るいわゆる「紙芝居」状態です。
慣れてくれば大丈夫ですが、もう少し動きがあってもいいのになと感じてしまいます。
どうでもいいですが、紙芝居状態でスティックを操作すると傾きが変わる謎仕様があります笑
細かい不満点
ちょっと多いですが列挙します。
マップが少ないが終盤のダンジョンは長い
マップはそれほど多くないです。しかしダンジョンが長く、終盤は結構攻略がしんどいです。
クエストが面倒
誰がこんなクエスト考えたんだと言いたくなるものがいくつかあります。
自爆する敵をブレインドライブ中に倒す、セッションパウンド、てめーのことだ!
ロックオンがずれる
ユイトのみですが、ロックオンして近接で攻撃するとうまく当たらないことが多々あります。
敵が硬い
かっちかち。体力の高い中ボス級がごろごろいて、それに時間がかなりとられます。
レベルの恩恵が少ない
レベルって何?というくらい、後半はレベル上昇の効果が少ないです。まあスキルポイントを得られるのは大きいですが。
回避が微妙
無敵判定が少ない(ない?)ので、他のゲームと違って結構避けがシビアです。
グラフィックがちかちかする
グラフィック自体はいいのですが、ネオンとかが多いこともあってちかちかします。
戦歴システムが欲しい
全RPGに搭載してほしいのですが、総敵討伐数とか見えたらうれしくないですか?
スクロールの高速移動がほしい
これがないのが本当につらい。ショップで大量のラインナップをスクロールしても、高速移動がないからめちゃくちゃ時間がかかる。しんどい。
ジュブナイルのようなJRPG好きや、派手な戦闘が好きならおすすめ
今作の押しは超脳力を駆使したド派手な戦闘でしょうか。終盤はとにかく大暴れができます!
W主人公もちゃんと機能しているので、両ルートプレイするとなかなかボリュームもたっぷりです。
JRPGが好きだったり、気持ちいい戦闘をしたいならスカーレットネクサスは買って損はないです!
コメント