他とは違う位置情報ゲーム!ただ歩かなくても…
- 対応機種:スマートフォンアプリ(Android、iOS)
- 配信日 :2018/11/29
- ジャンル:位置情報RPG
- 配信元 :ドワンゴ
注:2019/6/17に配信を終了しています。
おすすめ度:★★★
- やりこみ度 :★★★★★
- コラボ度 :★★★★★
- 作業ゲーム度:★★★★★
概要 -どんなゲーム?-
「一生歩けるRPG」というキャッチコピーで配信された位置情報ゲームアプリ「テクテクテクテク」!
歩いて街をファンタジー化し、ショップで装備を揃えて、モンスターを倒す!
AR撮影ができたり、ユニークなコラボも充実してて唯一無二のゲームといえます!
システム
自身が歩いた周辺の区画をタップすることでファンタジー化(解放する、みたいなイメージ)できます。
ファンタジー化すると、そこにある宝箱の取得やショップの解放ができ、また以降そこには収穫ポイントになったり、モンスターが出現するようになります。
ランクを上げることで各都道府県に出現するボスモンスターを倒すことが目的で、そのために戦ってレベルアップしたり、装備をショップで整えたり合成して強化して強くしていきます。
作業ゲームが好きかで評価が分かれるやりこみ度
このゲーム、かなりの作業度です。
モンスターを倒すためにひたすらタップフリック(することで攻撃や防御ができます)、もう指紋がなくなるんじゃないかぐらいしました笑
そしてレベルアップするともう一段階強い敵が出るのでまた戦い…
宝箱を集めては開け集めては開け…
ストーリーがあるわけでもなく、かわいい女の子が出るわけでもなく、ただひたすらに自らを強くし、街をファンタジー化していく…そこに楽しさが見いだせるかがこのゲームの肝ですね。
着せ替えや音楽の設定も
味方は自分しかいませんが、着せ替えやBGMの変更が可能です!一部有料ではありますが。
個人的にすごい気に入っている曲がありまして、「追想陽歌」というのがめちゃくちゃいいんです!
もうアプリは配信終了してしまいましたが、製作者の方がYouTubeにアップされていますので、是非聴いてみてください!(MVはテクテクテクテクの要素も含んでいます)
コラボが充実!小林幸子さんも!
かなり多くのそして多様なコラボが行われておりました。町中には巨大なキャラクターが配置されており、一緒にAR撮影ができたり、時には戦うことのできるものもいました。
コラボしたキャラクターはVtuberだったり、ポプテピピック、ゴジラ、グラビアアイドル、そしてなんと高須院長や小林幸子さんといったすごいものもいました、さすがニコニコを運営しているドワンゴです。
小林幸子さんとは戦うこともでき、歌いながら攻撃するというなかなかユニークなものが。しかも強い!強い武器をドロップするので何度も狩りました笑
歩く必要がないという問題点
隣塗りという機能があります。これは歩いたり敵を倒したりすることで貯まるポイントを使うことで、ファンタジー化を済ませた区画に隣接する区画をその場所にいかなくても塗ること(ファンタジー化すること)ができるのです。
また、市や区、街単位でそこを全て塗ると次回からログインボーナスがもらえます、それを利用すれば莫大なポイントを毎日手にいれることができます。
つまり、小さい街を狙って塗りまくり、ログインボーナスで得た大量のポイントでとなり塗りをすれば歩く必要がなくなります。
モンスターもその場にいなくても戦えるので、家でポチポチするだけで楽しめてしまいます。位置情報ゲームとはなんなのか。
せめて歩いて一度塗った場所でも二重塗りができて、恩恵があるとかのシステムなら歩くメリットもあるんですが…。
課金要素は少なく、運営難からサービス終了
このゲームにはいわゆるガチャ(ガシャ)がなく、塗れる範囲を広げるスプレーや宝箱のカギなどのアイテムを購入するアイテム課金制となっています。
無課金でほとんどの要素を遊べるなんて、なんて素晴らしいんでしょう!
でも運営は大変だったようで、途中からゲーム内通貨が手に入りにくくなったり、ステータス底上げのアイテムセットを1万円で販売したり…途中からの路線変更が批判の的ともなり仇になってしまったようです。
決算の報告では売上が900万円ほどしかなかったそうな…。
「一生歩ける」という言葉とは裏腹に、一年持たずサービス終了となりました。
各要素は面白く、非常に惜しい作品
あまり人気は得られなかったものの、個人的には結構楽しかったです。
ひたすらとなり塗りで遠く知らない地を旅するのはなかなか面白く、コツコツレベルを上げる作業系ゲームが好きなのでそれもよかったです。そこが好きかどうかでこのゲームの評価が決まりそうですね。
ちなみにサービス終了の際、後継作品を出したいとの発表もされており、このゲームからも一部引き継げるとのことです。
次こそは「一生歩ける」にふさわしいゲームであると嬉しいです。