生まれた意味を問う、感動系テイルズオブ!
- 対応機種:PlayStation2、ニンテンドー3DS
- 発売日 :2005/12/15(PS2)、2011/6/30(3DS)
- ジャンル:RPG
- 発売元 :ナムコ(PS2)、バンダイナムコゲームス(3DS)
おすすめ度:★★★★★
- 音楽 :★★★★★
- 感動ストーリー :★★★★★
- ギスギスパーティ度 :★★★★★
概要 -どんなゲーム?-
大人気シリーズ「テイルズオブ」の10周年記念作品「テイルズオブジアビス」の紹介です!
テイルズオブシリーズについてはこちら↓↓↓
ジャンルは「生まれた意味を知るRPG」、アニメ化もされている大人気作品です!
オープニングアニメーションのテーマソングを「BUMP OF CHICKEN」さんが担当しています!
テーマソングの「カルマ」だけでなく、ゲーム内音楽の一部も担当しており、ゲーム内音楽に大きく携わっています!
PS2で発売された後、海外版に追加された要素をもって3DS版も発売されました!
ストーリー
主人公ルークはキムラスカ王国のファブレ公爵の息子として生まれた。しかし、7年前に何者かに誘拐され、記憶をなくしてしまう。
キムラスカ王国に戻ることはできたがそれ以降、ルークは屋敷に軟禁状態の暮らしとなってしまう。
唯一の楽しみは、剣の師匠であるヴァン師匠との剣の稽古。
そんな日々を送っていたなか、事件が起きる。ヴァンの妹と名乗るティアが、ヴァンを暗殺しに屋敷に乗り込んでくる。
しかし、ルークとティアの第七音素という力が共鳴し、知らぬ場所に飛ばされてしまう。
屋敷から出たルークは驚愕の事実を突きつけられることになる。
敵として戦いを繰り広げていく六神将、ヴァン師匠との邂逅、様々な冒険を通じてルークは成長していく。
真相を知り、生きる意味を考えていく。
システム
テイルズオブシリーズおなじみのアクションを取り入れた戦闘のRPGとなっています。
ボタンと各方向キーに割り当てた技を駆使して戦っていきます。
大きな特徴にFOFというものがあります。属性のついた術技を使うと、その場にその属性のエネルギーがたまっていきます。色がつくまでエネルギーをため、その場で対応する術技を使うと、その属性をまとった強力な術技を放てます!
成長システムにも様々なものがあります。
キャパシティコアというものを装備してレベルアップすると、そのキャパシティコアに応じた能力がボーナスを獲得できます。更にそのボーナスに応じて、ADスキルという様々な効果を発揮するスキルを習得できます。
その中にはバックステップなどアクションを増やすものや、時には強力な秘奥義というものを使えるようになるものもあります。
技の強化にはFSチャンバーというものがあります。技に装着することで、威力や特殊効果を付与し、使い込むことで効果を発揮します。
音楽が神!
とにかく音楽がいいです!主題歌のカルマはもちろん、そのアレンジや、その使いどころもまた熱いものがあります!特に終盤のカルマのアレンジは、めちゃくちゃ熱いです!
また、譜歌と呼ばれる、ティアが歌う歌があります。それも神秘的で、またとあるイベントで流れるのですが、それもまた感慨深いものがあります!
上記の曲はBUMP OF CHICKENの藤原さんが作曲しています。さすが、というべきですね!
とにかく世界観がしっかりとしている!
専門用語が多く複雑で理解に時間がかかる難点があるのですが、世界観がしっかりとできていて、没入感があります!
音楽を押していることもあり、現実世界の元素に近い役割の物質を音素と読んだり、ダンジョンのギミックに音がかかわるものがあったり、そのあたりも面白いです!
メッセージ性のあるストーリーが面白い!
ストーリーがいいのがこの作品のすごいところでしょうか。
ティアとの事件から世界の危機に直面し、世界を救うため奮闘します。
テイルズあるあるですが敵側にも正義・主張があるということで、その錯綜がとても興味深いです!
また、これはルークの成長物語でもあります。
ルークはおぼっちゃまなので、最初は世間知らずでわがままなところがあるのですが、
旅を通じて世界を知っていき、とある事件をきっかけに自分を見つめなおし、そして自分の存在とはなんなのか、考えていきます。
そんなルークを最後まで見守りたいと思える作品です!
「生まれた意味を知る」という通り、ルークが自分の存在意義や、生きる意味を考え、答えを出していく様は、プレイヤーの心にも響きます!
キャラクターの個性ややりとりについて
仲間キャラクター達は個性が際立っています!
わがままルーク、かわいいもの好きのティア、皮肉屋のジェイド、お金好きのアニス、女性恐怖症のガイに気高きナタリア。テイルズオブ恒例の会話システム「スキット」を通して、面白いパーティをかいま見れます!
ただひとつ難点があるのが、よくテイルズオブの中でもパーティがぎすぎすと言われます。
ネタバレを含むので詳しくは言及しませんが、とある事件で若干険悪になります。
そこが嫌になる人もいるかもしれません。
その他細かい気になる点
オリジナルのPS2版はロードが長いです。今プレイする人はロードの短い3DS版が多いと思われますが、PS2番をプレイする方は気になるかもしれません。
戦闘では、フリーランが優秀すぎるという欠点があります。
テイルズオブシリーズで3Dの戦闘になり、初めてフリーランというシステムが導入された作品でもあります。フリーランとは自由にエリアを動き回ることができるシステムで、今までは基本的に敵とを結ぶ直線しか移動できなかったのが、解消されました。
しかし、このフリーランを使うことで、敵の術をかわすことが容易になったり、逃げまわってアイテムを使う戦法ができたり、
難易度を下げる要因のひとつともなってしまっています。
心折れることがあっても、最後までプレイしてほしいゲーム
上述の通り、仲間たちでぎすぎすしたり、ルークのわがままっぷりに嫌気がさしたりしてやめようと思う人もいるかもしれません。しかし、頑張って最後までプレイしてほしいです!
とにかくストーリー、音楽、とても素晴らしいです!エンディングでは号泣しました…!
生きる意味を考えさせられる感動作、ぜひみなさんに味わってほしいです!
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